ACLSプロバイダーコース

　ACLS（Advanced Cardiovascular Life Support）は「二次救命処置」のことですが、実際の医療現場では一次救命処置を経て、次のステップとして二次救命処置が行われます。BLSコースを修了した方を対象に、さらに高度な心肺蘇生法を学ぶコースです。

　医療関係者の中でも、心肺蘇生の場面に遭遇する方ならば是非ともこのコースの受講をお勧めします。緊急薬品の投与、マニュアル式除細動器の使用法、高度な気道確保などを学ぶだけではなく、心肺蘇生をチーム医療として捉える考え方を理解するのがねらいです。さらに心肺停止状態の対応のみならず、急性冠症候群、脳卒中の初期対応についても学びます。

受講申込-愛知

受講申込-岐阜

学習内容

以下の項目をマネキンとシミュレーション・コンピュータを用いた実践形式のトレーニングを中心に，一部講義を含めて行ないます。

呼吸不全(気道管理)
心室細動 / 脈の触れない心室頻拍
無脈性電気活動(Pulseless Electric Activity:PEA)/心静止(Asystole)
徐脈
頻拍性不整脈(不安定 / 安定)
急性冠症候群(Acute Coronary Syndrome:ACS)
急性脳卒中

受講対象

医師、歯科医師
看護師
救急救命士、救急隊員
臨床工学士　　
臨床検査技師

放射線技師　　
理学療法士　　
薬剤師　　
医学生、看護学生
　　　　　　　　など

ACLSプロバイダーコースでは、AHAのBLSプロバイダーコースを履修していることが必要となります。そのためG2020 ACLSプロバイダーコース受講日に、以下のいずれかのBLSカードの提示ができることが必須条件となります。

新規：AHAのBLSプロバイダーカードか、BLSインストラクターカード（期限を問わない）
更新：受講を証明するAHAのACLSプロバイダーカード（期限を問わない）

BLSコースを2年以上前に受講している場合は、BLSのプロバイダーカードを提示いただき、さらにコース当日の開催前にBLS手技・知識の確認をすることがあります。

講習時間

一日目　8:00-8:30集合、開始-18:30終了
二日目　8:00-8:30集合、開始-15:30終了

※ コースにより異なります。
※ 別途コースごとに受講者にお送りするご案内に注意してください。
　また二日目はコースの進行具合により時間延長または時間短縮をします。

標準的なプログラムのダウンロード

受講料

新規、更新共に　37,000円

テキスト

ACLSプロバイダー受講者マニュアルAHAガイドライン2020準拠　日本語版
書籍定価：14,410円
電子書籍：11,330円程度（注意点）

受講申込の際、書籍およびポケットマスクの同時購入も可能です。（送料無料）
受講前にテキストを熟読し、ACLS自己評価（Self Assessment）を行なってから受講してください。

別途ご購入の場合はこちらなど（外部）

試験および合格基準

筆記試験(心電図判読を含みます)および実技試験

コースでは、次のすべてを行う必要があります。

すべてのコースに積極的に参加していること。
成人の心肺停止に対してAEDを用いたBLS(1人法)の実技試験を合格すること。
筆記試験で84%以上得点すること。
Megacode stationテストを合格すること。心室細動および危険な不整脈の実技試験で、実際にチームリーダーとして心肺蘇生法を統括できること。

修了カード

eCard（修了証）が後日メール送信されます。
基本的に何度か再試験もしますので、心配無用です。

その他

ACLSプロバイダーマニュアルを必ずお持ちください。コースの最中に必要となります。
G2020版のECCハンドブックをお持ちであれば併せてご持参ください。
ポケットマスクを使用しますので、ご持参ください。
（会場販売はありません）
コース当日の服装等：
- 床にマネキンをおいて実際に胸骨圧迫や人工呼吸を行います。
- 体力を必要とする内容も含まれますので御了承下さい。
- 服装は実習ができるような軽装で御参加ください。
- 特に女性の方はスカートや胸元の広い衣服、ローライズのジーンズ等は極力御遠慮下さい。
当日風邪をひいて咳が出る方は参加することができませんので、体調を整えておいてください。
なお開催日7日前以降にキャンセルの場合には受講料の返金はありません。ご都合が悪くなった場合には、8日前までにキャンセルしていただければ、受講料の半額をご指定の銀行口座に当法人の手数料負担で返金します。